滋賀県人の間で、そこそこ話題になっている
『翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて』
を、滋賀県人である私と、鹿児島県人であり、滋賀県人としては社会人デビュー約30年の嫁さんと観に行った。
客席はそこそこ埋まっていたので、やっぱり滋賀県人の皆さん興味津々なんだな。
上映開始
映画には滋賀県人の心をくすぐるエピソードが散りばめられており、脚本家の狙ったところで狙った通りに笑いが起こっていたように思われる。
笑いの起こったネタの1つ
『ゲジゲジ』
車の滋賀ナンバーは『ゲジゲジナンバー』『ゲジナン』
と呼ばれている。
赤丸で囲んだところが『ゲジゲジ』なのだ。
私の体験した実話
大阪で働いていた20代の頃、同僚と4人で喫茶店に入った。
隣の大学生が、その場にはいないのであろう友人の悪口を言っているのが聞こえてきた。
その内容は
『ゲジゲジナンバーで大阪の街走る、◯◯(友人の名前)の気が知れんわ~』
『『私は田舎もんです』って看板出して走ってるようなもんやがな』
『滋賀県民ごときが大阪を走るなっちゅうねん!
(学生一同爆笑)』
この話を横で聞いている私の同僚達は、滋賀県人の私の顔を見ながら必死で笑いをこらえていた。
事実、こんな具合に、ほんまにバカにされていたのである。
その他の見どころ
ご当地出身有名人対決で、神戸市長役の藤原紀香が実は…のくだりが面白かったなぁ。
滋賀県人は笑うけど、関西圏以外の人間にはなぜ笑いが起こるのかわからないであろう『平和堂のテーマソング』。
ロバが引っ張るリヤカーの移動販売?に積まれたラジカセから流れる。
あとは、そうやなぁ
このカンカン帽の川崎麻世
月亭可朝に見えて仕方がなかった
うちの嫁さんはダイアン津田を観て
(左から野爆くっきー、堀田真由、ダイアン津田
の滋賀県出身三人衆)
『三日月知事?』ってゆーとった(笑)
確かに似とる(笑)
あとは、そうやな~、
アメリカのマイアミビーチで幼少期を過ごしたという
GACKT演じる麻美麗が、実は琵琶湖のマイアミ浜(実際にあります)で育ったという事実を知るというところが、
リアルな話、滋賀県に住んでいた過去を語りたがらないGACKTにオーバーラップして妙に面白かったかな。
GACKTが栗東に住んでいた当時の同級生が、私の知り合いにいます。
うんうん、滋賀県人は観て十分に楽しめる内容ではなかろうかな?
しかし一番の驚きは
原作者が『魔夜峰央』だと言うこと。
『魔夜峰央』といえば、40年前に一世を風靡した
『パタリロ!』の作者なんだが、メジャーな作品ってパタリロくらいで(ファンの方すいません)、しかも未だに連載続いてるらしい。